『地域おこし協力隊体験ツアー』
二回目のモニターツアーが11月に催行されました。
今回のテーマは「地域おこし協力隊を知ろう」
地域おこし協力隊の受入先訪問を中心に、現役協力隊の活動現場見学、
農業体験をメインとした内容です。
全員の共通点は東京での移住イベントに参加いただいたことです。
3組のご家族を含む6組14名の参加となりました。
【1日目】テーマ『観光』
JR野蒜駅で集合の後、
野蒜ケ丘に新しくできた『いろどりの丘』でオリエンテーション。
お互いに初めて会う参加者さんたちの自己紹介
そして3日間のスケジュールをご案内後、
協力隊受入先『いろどりの丘』施設見学ツアーに出発
施設長伊藤さんの丁寧な説明に参加者はとても興味深くうなずいていました。
「人はどうしたら病にならないか」を考えながら
スタッフみんなで作っていった施設
子どもたちは素敵なお部屋やオブジェに大興奮
さぁて名残惜しくはありますが、
次は東松島自慢の観光名所、嵯峨渓遊覧船に乗船です。
船に乗るの初めて!のお子さんも
午後のおねむの時間だけど海と船にちょっぴり興奮!
地元ベテラン船長のぶっきらぼうだけど愛情あふれたガイドに
みんな大満足
それから震災復興伝承館であの日のこと、復興のことを勉強しました。
あっという間に真っ暗になる東松島の11月
宿泊先のキボッチャに到着のときは
林間ビーチの竹あかりがみなさんをお出迎え
なんとも幻想的な空間にまたまた子どもたち大興奮
協力隊受入先であるキボッチャ三井社長による施設と協力隊の説明の後
この日のメインである協力隊との交流会へ
現役とOB合わせて11名もの協力隊が集合し、
参加者さんたちと飲みながら交流しました。
参加者から移住後の暮らしについて具体的に質問されたり
新たなチャレンジの道へ目を輝かせていたり
この交流会の時間こそ参加者さんたちの疑問を解いていく有意義な機会と
なりました。
また参加者同士お互いのことを知り、小さなお子様連れでの宮城への移住という共通点からさらに距離が近づいた時間でもありました。
【2日目】テーマ『観光』
「おはよう!」
よかった、子どもたち元気に集合してくれた!
昨日到着したときは真っ暗で見えなかった
保坂隊員の大作を本人自ら案内することとなりました。
いや~
圧巻ですね、「これ、砂でできてるんですか!?!?」
砂像テーマ『鼓動』
そして協力隊受け入れ先団体訪問の旅が始まりました。
1軒目奥松島水産
牡蠣養殖業、東名地区に並ぶ牡蠣屋さんはみな忙しく動いています。
水揚げされたばかりのカゴにたんまりと入っている牡蠣を
囲みながら、代表の阿部さんから説明をうけます。
牡蠣の種付けの話には興味津々、質問も交わされました。
少しスケジュールに余裕ができたので
子どもたちに喜んでもらうべく
野蒜海岸と新しくできた大人気のトランポリン公園へ
トランポリン公園には地元のちびっこたちもたくさん遊んでいて
より東松島市民感を味わえたのではないかと
子どもたちの楽しそうな笑顔に後ろ髪引かれつつ
2軒目の奥松島クラブハウスへ移動
支配人の門脇さんに施設内を案内していただきました。
ここは盆栽庭園が特徴で、この盆栽の手入れをする協力隊を
募集しています。
なんともニッチな!
そしてお待ちかねランチ
海苔そばと木桶寿司のセット!
東松島特産の海苔!
海苔うどん、海苔ラーメン、そして海苔そばも仲間入り
食後のデザートは別腹といわんばかりに
『のびる茶屋』で人気の芋スイーツへ向かう方々も
そしていよいよ農業体験へ
震災後立ち上げたよつばファームで
ゆきな収穫から出荷準備までの流れを体験
凛々しく大きく育ったゆきなは
ちぢれがない、虫食い、の葉っぱを取り除く、
さらにビニール袋のサイズに入りきらないという理由で
落とされる葉っぱも・・・
「あ~、もったいない」参加者さんたちからそんな声がもれる
きれいにビニール袋に収められたゆきなは収穫したサイズの半分になっちゃった
一通り出荷までの作業を終えると
よつばファームのランドマーク
大きな大きなケヤキの木の下で丸くなって座談会
代表の熱海光太郎さんのよつばファーム立ち上げの話から
今に至るまでの経緯や
4人のパパでありPTA会長でもありで
参加者さんたちの聞きたいことになんでも答えられます!
というなんとも心強い存在
東松島での子育て環境などお話いただきました。
よつばファームの敷地は子どもたちにとったらワンダーランド!
落ち葉や枝、土を手にしては謎の遊びを繰り出していました。
子どもたちの創造力は無限!
そしてこの日最後の訪問先
松岡生花店さんと直売所Harappaへ
ここは2つとも代表の松岡さんが運営しています。
松岡さんは宮城で有数のフラワーアレンジメントの腕をもつ逸材
腕もトークもビジュアルもピカイチのイケている市民
松岡生花店では、あえて未経験の方に地域おこし協力隊として
来ていただきたい!と
一般的な生花店よりも朝は早くなく、初めての方でも
馴染みやすそう
Harappa さんは経営状態が厳しかったころ
松岡さんがバトンを引き継ぎ、改善へ方向転換
剛腕!
ここでは地場産品の販売を中心に売り場の活性化へ
つなげられる方に来ていただきたい!と
松岡さんの熱く面白いトークでしめくくり、
市街地のホテルに到着して解散となりました。
長~い、1日、大変お疲れ様でした。
また明日~
【3日目】テーマ『産業祭』
今朝はなんだかすでにマチがソワソワしてるぞ~
コロナで2年ぶりの市民向けのお祭りが産業祭として開催される
子どもたちも元気に集合してくれた、ほっ
最終日、行きますよ~
東松島市の中心地のターミナル駅JR矢本駅前の「まちんど」さんへ
ここも地場産品の販売とコワーキングスペースの提供など
市民も観光客もともに利用できる場所
東松島ひとまちネットの木村さんよりご案内
市民の方の手作り雑貨などを販売する場所、
チャレンジショップは興味を引いているようでした。
そして産業祭の会場へ
矢本東市民センターを中心にした会場は
すでにたくさんの市民であふれていました。
久しぶり、この熱気
12時バス集合として自由見学タイム
東松島の特産が並ぶコーナー
野菜の品評会、鼓笛隊、牡蠣のおふるまい・・・
まぁたくさんのお店が立ち並び
活気にあふれていました。
2年ぶり、大盛況
思い思いに過ごし、バスへ集合
いよいよツアー解散となります。
3日間の感想を参加者さん、スタッフ、全員で発表
産業祭の会場から挨拶へ来てくださった市長と県議も
お見送り
参加者さん同士が宮城へ移住を検討している、という共通点から
仲間意識も芽生え、東松島を去ってもお互いに情報共有できる仲間が
できたことは、大きな収穫だったのではないでしょうか。
名残惜しくもここで解散
ご参加いただきましたみなさま
本当にありがとうございました。
『番外編』
解散後の14時から
ブルーインパルスのアクロバット飛行がありました。
会場はさらに熱気に包まれ、
通常の飛行訓練よりも低空飛行で数々の技を披露し
圧巻していました。
参加者さんの中には残って見学されていく方も多かったようです!
参加者さんのブログ